Graduate School

2025/12/04

AIDXプレシジョン患者がん移植ゼブラフィッシュ創薬と個別化医療

2025/12/02

がんゲノム検査と患者がん移植ゼブラフィッシュシステム(PDXZ) の使い分け

2025/10/27

ZMDD2025 第11回ゼブラフィッシュ・メダカ創薬研究会

2025/02/21

Zebrafish-Based Oncocardionephrologyの新しい発展

2025/01/01

新しいハイスループット個別ゼブラフィッシュ腎毒性スクリーニングシステムの創生と応用

2024/07/01

Personalized cancer treatment using patient-derived xenografts zebrafish model

2024/06/20

ハイスループット個別化 in vivo 蛋白尿スクリーニングシステム

2024/06/06

DXAIゼブラフィッシュ創薬の新しい進化

2020/06/12

大学院生募集中(修士課程、博士課程)

2020/04/13

PPSとは

》がんゲノム検査と患者がん移植ゼブラフィッシュシステム(PDXZ) の使い分け

                     
2025/12/02

遺伝子パネル検査の強み
網羅性: 何百もの遺伝子を一度に調べられるため、「全く予想していなかった希少な変異」が見つかり、思いがけない治療薬(治験薬含む)にたどり着ける可能性があります。
標準化: すでに保険適用されており、全国の拠点病院で誰でも(条件を満たせば)受けられます。

ゼブラフィッシュPDXの強み
抗がん剤の選択: 遺伝子変異に関係なく効く「標準治療の抗がん剤(殺細胞性抗がん剤)」のどれが一番効くかを比較検討できます(例:シスプラチンが良いか、カルボプラチンが良いか等)。これはパネル検査では分かりません。
スピード: 結果が数日で出るため、進行の早いがん患者さんでも治療開始を待たせません。
日本における現状と今後の展望
現在、日本においてゼブラフィッシュPDXは「臨床研究」や「先進医療を目指す段階」にあり、一般的な保険診療としては受けられません。しかし、その精度の高さから「日本発の技術」として急速に実用化が進んでいます。
理想的な未来のフロー(併用モデル):
遺伝子パネル検査で、「理論的に効きそうな薬の候補」を数個見つける。
ゼブラフィッシュPDXで、その候補薬を患者さんのがん細胞で実際に試し、「本当に効く薬」を1つに絞り込む。
このように、**「パネルで広げて、PDXで絞る」**という使い方が、最も治療精度の高い個別化医療(プレシジョン・メディシン)になると期待されています。

関連リンク

三重大学大学院医学系研究科システムズ薬理学

三重大学メディカルゼブラフィッシュ研究センター

関連ファイル

がんゲノム検査と患者がん移植ゼブラフィッシュシステム(PDXZ) の使い分け

AI Precision Patient-Derived Cancer Xenograft Zebrafish System(PDXZ)